普遍的なV溝刺激を床オナスタイルで堪能
万人向けの特性で使い勝手&コスパも抜群
毎度お馴染みピーチトイズの「床オナ式シリーズ」に、待望の薄型&軽量モデルが登場。従来PADよりも約20%薄く、約25%軽くなっていますが、快感性能とプレイ時の安定感は、そのまま維持しているとのことです。
手にしてみると、なるほど確かにコンパクト。といっても、前作までもせいぜい1.5kgくらいでしたから、それほど差はないのですが、プレイ後の洗浄時なんかでは、明らかに取り回しが楽チンですね。
素材はカラーからして既存と異なり、ややネットリとした質感。ニオイ・ベタ付きともに控えめですが、長く触れていると油分が手に残ります。硬度バランスは中庸~高弾力に近く、ハリも伸縮性もちょうどいい塩梅です。
内部構造はこれまでの“縦横ミックス系ヒダ”から、シンプルなV溝系にシフト。ただし、一見するとベーシックなこのV溝も、ステージ構成で変化を付けており、挿れてみると意外と技巧的なフィーリングなのに驚きました。
まず、浅く細かいヒダは“ボクおな”などに似た、王道系のゾリゾリ刺激です。そのため、いかに腰の動きを最適化して効率よくこの快感を得られるかが、本作でスピーディに射精へと至るためのポイントになります。
前半のタテヒダは、挿入中にペニスを擦りつけるため、腰を左右へ動かした時にプリッと弾けてアクセントを生み、後半のポルチオ突起は、たまにコリッとしたものが当たる程度で、どちらもそれほどの存在感はナシ。
プレイ体勢的に下方へ掛かる力が強く、均一な締め付けなどはあまり望めませんが、軽量化したわりに下部にも厚みがあり、腰をグリグリ押し付けたり、細かく動いて体重を掛けたりしながら、自分の気持ちいいトコロを探る“床オナ式”ならではの楽しみ方は十分できるでしょう。
ただし、前後のストローク幅が欲しいときは、ほぼ真横になっている穴の角度に合わせて少し腰を浮かせつつ、水平方向に身体をスライドさせるような動きを強要されるので、それが面倒っちゃ面倒かもしれません。
総合的に見て、万人向けにアレンジされた内部構造や、取り回しやすいサイズなのもあって、床オナニストじゃなくても使ってみたくなる、シリーズの中でも比較的完成度の高いモデルです。
もともと床に固定して使う仕様のため、小型化の恩恵はそれほどないのですが、心配していた肉厚の物足りなさや腰振りのしにくさもなく、ちゃんと取り回し性能だけを向上させている点がお見事。
細部の仕上げにやや雑なところは見られるものの、実用面に影響はありませんし、小さくなったぶん価格もシッカリ下げてくれているので、そういう部分にメーカーの誠実さを感じますね。
まぁ…既存の“PADシリーズ”をお持ちのユーザーに、あえて推すほどのパフォーマンスじゃありませんが、これまでと明らかに違う独自のV溝感は、本作ならではの個性&アドバンテージ。
床オナ式ファンはもちろん、気になっていながらも購入に踏み切れずにいた方は、敷居の低くなった本作から入ってみるのもアリだと思いますよ。