柔剛2層構造で素材の使い分けが秀逸!
王道の快感が押し寄せるアレンジに感動
「床オナ式シリーズ」でお馴染みのピーチトイズより、人気モデル「床オナ式PAD20(トゥーゼロ)」のアレンジ版が登場。数多くのユーザーによるリクエストから生まれた、夢のハンディオナホバージョンです。
ベースは“PAD20”ですが、それをそのままハンディにした…という短絡さはなく、ちゃんと用途に応じたアレンジを施されているのが美点。
中でも単素材だった“PAD20”に対し、本作はボディの前後で硬度を変えた2層構造にしているところが、なかなか技巧的だと思いました。
この仕様…「極フェラ6 AIKA」や「イク寸前!! 深田えいみ」など、A-One製のオナホでわりと見られる技術ですが、挿入深度によって刺激を変えられるため、上手く使えば快感性能をかなり底上げできそう。
さらに“PAD20”は、体重を掛けてペニスをグリグリ擦りつけるため、タテヒダが強烈に絡み付きましたが、こちらはストローク方法からして違うので、どのような調整がなされているのか…ちょっと楽しみですね。
素材はニオイ・ベタ付きともに軽微な範囲。薄ピンクの前半が中程度の硬度で、後半の濃いエリアはかなりハリのある筋肉質な印象です。
内部構造は「床オナ式PAD20(トゥーゼロ)
」を踏襲していますが、相変わらず奇怪ですねぇ…。ヒトデの裏側というか、バッカルコーン(クリオネが捕食するときに出す触手みたいなやつ)というか…カサ高なヒダがウネウネと波打っている感じは、ちょっとだけグロくもあります。
しかし…挿入してみると、タテ方向のヒダはそこまで強いエッジでもなく、意外とマイルド。中央のV字あたりも予想より引っ掛かりが少なく、奥の子宮エリアへの絞りも含め、けっこう王道っぽい仕上がりです。
また、奥は奥で逆エッジのアプローチは比較的やさしく、カリを弾くわずかなアクセント程度。最深部のマルヒダに至っては、ペニスで知覚するのがほとんど不可能なくらい存在感がないように思いました。
前半はともかく、後半の濃い部分はかなり硬いはずなのに、どうしてだろう?…そう思って改めて裏返してみると、本作は奥の部分も内壁はすべて薄ピンクの柔らかい素材で形成されており、ナットク。
これ…ようするに高刺激になりすぎないための工夫で、ぐにょっとソフトな絡み付きが非常に心地よく、ちょうどいい塩梅になっています。
さらにコントラストを抑えたことで刺激変化に違和感がなく、ストロークの安定性も確保。加えて、この2点によって射精コントロールがしやすいのも大きなメリットといえるでしょう。
“PAD20”譲りの複雑なテクスチャーが奏でる奥深い快感特性もワンダフルですが、このシゴきやすい設計によってガッシガシの即ヌキにも対応しているあたりに、ベースモデル以上の付加価値を感じますねぇ。
総じて本作は、2色の素材を組み合わせることで、剛柔兼ね備えた幅広い快感のレンジを持ち、その緩急をどんなストローク速度でも、それぞれ違った味わいで楽しめるのが魅力。
膣壁加工にソフト素材を使うことでハードになり過ぎるのを抑え、ジワジワと気持ちよく射精感を蓄積させられる点もポイントでしょう。
もともと“床オナ式名器”が特殊な位置づけであることを考えると、この対照的な特性は非常に中堅的ながら、ハンディタイプとしてより万人向けへと進化させているという意味では、“派生モデルのお手本”として高く評価すべきかと思いました。